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雲の変化はそれだけ見ていても飽きない。沖縄本島の東側、太平洋が目の前に広がる小さな集落「アマバル」。その地で5年間を過ごした池澤夏樹の日々の自然観察日記だ。毎日姿を見せる鳥たちと親しくなり、家の中に作られた巣の子育てを観察する。季節ごとに異なる珍しい動物たちとの出会いを喜び、図鑑や事典で調べては身近な自然の奥行きを楽しむ。琉球の開闢伝説が今も息づく村での暮らしに溶け込みながら、海に潜り、グスクを歩き、満天の星を数える。時には変わりゆく自然環境にため息を漏らす。そんな暮らしの日常が軽妙に綴られたエッセー集。【目次】1 サシバの冬2 名前がわからない3 春から夏へ4 イソヒヨドリの育児5 遠い電光6 白いクロサギ7 ムカデとナナフシ8 台風が来た9 謎の小鳥と危ない連中10 月に狂う11 草刈りの快楽12 一年がすぎての反自然誌13 まさか動物ではあるまいが14 島へ渡る15 太陽の威力16 ヤスデがぞろぞろ17 海に潜ってはみたけれど18 新兵器とカメの子19 ネコの手を借りて20 落ち穂拾いの話題ばかりで21 メイサとホウライカガミ22 ハブがいた!23 こんなネズミがいたなんて24 御来光の荘厳25 雑草の花26 ガジュマルという木27 クワズイモと光る卵28 太陽は天の穴か29 二色の海30 最後の挨拶あとがき【著者】池澤夏樹1945年北海道帯広市に生まれる。小学校から後は東京育ち。以後多くの旅を重ね、3年をギリシャで、10年を沖縄で、5年をフランスで過ごして、今は札幌在住。1987年『スティル・ライフ』で芥川賞を受賞。その後の作品に『マシアス・ギリの失脚』『花を運ぶ妹』『静かな大地』『キップをなくして』『カデナ』『アトミック・ボックス』など。自然と人間の関係について明晰な思索を重ね、数々の作品を生む。2014年末より「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」全30巻の刊行を開始。http://www.impala.jp
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